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東京2020大会後の選手村におけるまちづくりの整備計画について

最終更新日:平成28(2016)年3月31日

 東京都では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)後の選手村のまちづくりについて、事業協力者(民間事業者)と共に検討してきましたが、この度その概要を整備計画としてとりまとめました。
 選手の宿泊施設として一時使用する住宅棟や基盤施設などについては、市街地再開発事業として本年4月に着手し、大会時に必要な部分については平成31年末を目途に先行して整備します。また、エネルギー計画や交通計画、晴海ふ頭公園の再整備についても一体的に取り組み、大会後の選手村を持続可能な成熟都市のモデルとして整備していきます。(別紙参照(PDFファイル872KB)

1 建築・基盤整備(市街地再開発事業)

◆景観・デザイン
街区内から水辺への視線・動線を確保し、住宅街区と周辺の緑地・広場との一体感に配慮したまちなみを形成。
・ 海辺に開けた景観と調和
・ 開放的な広場空間
・ 変化のある街並み・建物配置

◆建物配置
・ 住宅戸数 : 約5650戸 (分譲・賃貸)
・ 階  数 : 板状棟14~18階、高層棟 50階

◆導入施設
・ ライフスタイルの変化や様々なニーズに対応できる多様な住戸バリエーションを確保
 【高齢者】 サービス付き高齢者向け住宅
 【若 者】 シェアハウス
 【外国人】 サービスアパートメント
・ 暮らしを支える施設を導入
  商業施設、クリニックモール、保育所 など

◆基盤整備
道路・盛土、ライフライン(水道、下水道、水素パイプラインなど)

◆水素の利活用
分譲棟各住戸に家庭用燃料電池(エネファーム)を設置

◆スケジュール

平成28年 4月   市街地再開発事業に着手(基盤整備工事に着手)
5月   特定建築者(住宅棟等の建築の実施者)の公募
7月   特定建築者の選定
平成29年 1月   建築工事に着手
平成31年12月 (目途) 大会時に必要な部分の整備完了
平成32年 7月 東京2020大会
    大会後改修工事
平成36年度     事業完了

2 エネルギー計画

  •  ・水素ステーションを整備し、BRTやFCVへ水素供給
  •  ・次世代型燃料電池を商業棟、住宅共用部に設置
  •   ※水素と空気中の酸素を反応させ、発電するシステム

3 交通計画

  •  ・マルチモビリティステーションを整備
     BRTの発着ターミナル、カーシェア・シェアサイクルの共通ポート
  •  ・船着場を併設

4 晴海ふ頭公園の再整備計画

  •  ・開放的な港の景観を楽しむ空間を創出

お問い合わせ先

都市整備局 市街地整備部 企画課
03-5320-5112