最終更新日:平成26(2014)年8月25日
事故を防ぐためには、日頃から建物の適切な維持管理を行うことが大切です。 | |
【事故例】 | 火災時に円滑な避難や延焼防止ができずに建築物の利用者等が死亡 大規模空間の天井が落下し、死傷者が発生 外壁タイルが落下し、通行人に被害が発生 等 |
1 建築物の自己安全点検を行いましょう
下のチェックシートに沿って、建築物の安全性を点検してみましょう。点検の結果、要改善の項目がある場合は改善しましょう。
2 定期報告を行いましょう
建築基準法では、不特定・多数の人が利用する建築物(特殊建築物といいます。)等やその建築物に付随する建築設備又は昇降機等の所有者や管理者は、火災等による事故を未然に防ぐため、定期的に専門の技術者に調査(検査)を実施させ、特定行政庁に報告することが義務づけられています。
- 定期報告に関する詳細はこちらです。
3 耐震診断・改修を行いましょう
平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、多数の建築物が被害を受けました。今後発生し得る大地震による被害を最小限とするため、昭和56年5月31日以前に建築された建物()は、耐震診断を受けましょう。耐震性が不足するときは耐震改修を行いましょう。
()…特定緊急輸送道路沿道建築物については、耐震化推進条例により、耐震診断等の実施が義務付けられています。
また、耐震化改修促進法の改正により、特定緊急輸送道路沿道建築物及び大規模建築物は、耐震診断等の実施が法で義務付けられています。
4 建築物等に係る事故が発生した場合は事故情報の報告が必要です
建築物等に起因した事故が発生した場合は、建築物の管理者等(工事中の事故の場合は施工者)は、直ちに、事故情報の速報を所管行政庁へ報告してください。その後、建築物の管理者等(工事中の事故の場合は建築主等)は、事故の詳細について所管行政庁へ報告してください。
- 様式や報告先等の詳細はこちらです。
安全点検項目 | 該当 なし |
判定 | |
良好 | 要改善 | ||
外壁
タイル、モルタルの外装仕上げ材に、剥落箇所又は浮きなど剥落のおそれはありませんか。 ひび割れ、欠損等の劣化はありませんか。 パテ止めのはめ殺し窓はありませんか。(パテは古くなると硬化してガラスが固定され、地震時に割れやすくなります。詳細はこちらです。) 広告板の本体や支持部材の劣化損傷はありませんか。 |
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階段
階段室内に可燃物や避難上障害となる物品等が置かれていませんか。 防火戸は、円滑に開閉ができますか。(開閉に支障となる障害物が置かれていませんか。) 防火戸にストッパーが取り付けられ開放されたままになっていませんか。 |
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廊下等の避難経路
廊下に避難上障害となる物品等が置かれていませんか。 避難階の階段室から屋外へ通じる通路・廊下等に避難上障害となる物品等が置かれていませんか。 |
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非常用の照明装置
廊下、階段部分等、適正な箇所に設置されていますか。 非常用照明器具の機能が適正に作動するよう維持・管理等が行われていますか。 |
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非常用の進入口・避難口
非常用の進入口からの進入に支障はありませんか。物品や間仕切り等によって塞がれていませんか。(マーク、赤色灯は適切に維持されていますか。) 避難口(避難器具等が設置してある部分)の窓は開閉できますか。 窓の外部の広告物、垂れ幕等によって進入・避難に支障がありませんか。 |
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大規模空間の天井における耐震対策
概ね400以上の大規模空間()の天井において、天井吊りボルトの振れ止めや、天井と壁の間に有効なクリアランスを設ける等の耐震対策がなされていますか。 ()…平成26年4月1日から、建築物を新築する場合には、特定天井(6超の高さにある面積200超の吊り天井等)について新たな技術基準が適用されることになりました。 |
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吹付け石綿等の使用状況
吹付け石綿及び吹付けロックウールでその含有する石綿の重量が当該建築材料の重量の0.1%を超えるものを使用していませんか。使用している場合、囲い込み、封じ込めの対策はなされていますか。 |
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塀
組積造の塀や補強コンクリートブロック造の塀にひび割れ、欠損、鉄筋のさび、傾き等の劣化はありませんか。 組積造の塀や補強コンクリートブロック造の塀について、控え壁の設置等の耐震対策がなされていますか。(塀の耐震対策の詳細については、こちらです。) |
お問い合わせ先
市街地建築部 建築企画課 建築安全担当
電話 03-5388-3344