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水循環のしくみづくり

 東京都では、生活都市東京を創造するために、さまざまな課題の解決に必要な新しいしくみづくりに取り組んでいます。その一つとして、「東京都水循環マスタープラン」を策定し、水に関する課題を解決するとともに、東京における望ましい水循環の形成を実現していきます。

東京の水循環

 東京では、自然の水循環と人為的な水循環が結合して都市の水循環が形成されています。

自然の水循環・・・ 雨となって地上に降り注ぎ、土壌水や地下水として保存され、地表に湧きだした後に川を下り、海に注いで、蒸発して再び雨となるという水循環
人為的な水循環・・・ 人々の生活の快適性、利便性、安全性の向上や産業経済活動の拡大のため、飲料水や工業用水を確保し、氾らんする河川を治め、田畑をかんがいするために上下水道や水路などを整備することにより構築された水循環

東京の水循環の問題点

 東京は、政治、経済、文化等の機能が高度に集積する都市であり、その豊かな都市生活や経済活動は、多量の水を確保・管理し、水辺を保全することなどによって支えられています。しかし、水循環の観点からみると、都市としての発展に伴い、東京には次のような問題点が生じています。

  • ・渇水時の給水安定性の低下
  • ・河川の平常流量の減少
  • ・公共用水域の水質悪化や地下水汚染
  • ・都市型水害の発生
  • ・身近な水辺空間の減少

 これらの問題は、都市の構造及び人々の都市活動そのものに起因するものであることから、その解決には、河川や水道、下水道など個別の対策だけではなく、水循環の視点に立った総合的な対策が必要となっています。

望ましい水循環の形成を目指して

 東京都は、これまでも、総合的な治水対策を推進するなど、水に関わりのある施策の連携を図ってきました。今後は、こうした取組を一層強化するとともに、都市計画、環境保全、河川、水道、下水道、農林水産等の各部門で進めてきた水に係る施策を水循環の視点からとらえ直し、総合的、体系的、効率的に推進することにより、東京における望ましい水循環の形成を図っていきます。その基本方針として、平成11年4月に東京都水循環マスタープランを策定しました。