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米空母艦載機着陸訓練

 米空母艦載機着陸訓練(FCLP=Field Carrier Landing Practice)とは、空母艦載機が海上で空母に安全に着艦できるよう、パイロットの練度を維持・向上することを目的とした陸上の飛行場の滑走路で行われる着陸訓練を言い、空母艦載機のパイロットにとって必要不可欠な訓練とされています。
 この訓練のうち、特に夜間に実施されるものを、夜間着陸訓練(NLP=Night Landing Practice)と言います。
 米海軍第7艦隊に所属する空母艦載機による着陸訓練は、横須賀港が母港化された昭和48年10月から米軍三沢飛行場、岩国飛行場で始まり、その後、昭和57年2月から厚木飛行場で、昭和58年1月から横田飛行場で、実施されるようになり、周辺住民に多大な騒音影響を与えていました。
 平成3年8月からは、恒常的な代替訓練施設が特定されるまでの暫定措置として硫黄島で訓練が実施されており、その際に天候等の事情により硫黄島で所要の訓練を実施できない場合、厚木などにおいて代替訓練を行う可能性がある旨、通知されています。

東京都と周辺市町の取組み

 東京都は、国から天候等の理由により硫黄島で所要の訓練を実施できない場合、横田飛行場及び厚木飛行場において代替訓練を行う旨通告があった時には、できる限り硫黄島で実施し、横田飛行場及び厚木飛行場においては実施しないよう国に要請しています。

 また、東京都の国への提案要求「渉外関係主要都道府県知事連絡協議会」を通じての要請等を行い、国及び米軍に対し、横田飛行場及び厚木飛行場において米空母艦載機着陸訓練を実施しないよう強く求めています。